止々呂美Ⅲ

千里中央からバスで北に向かい、山ひとつトンネルを抜けたあたりが止々呂美。
里山を背景に棚田や畑に農家の集落が点在していて、懐かしい日本の原風景を思わせる眺めが広がっています。

大阪からの近場であり、絵描きたちがよく訪れる写生地ですが、農繁期のこの時期、地元の方の迷惑にならなってはいけないので、ちょうど近くにいた方おふたりにそれぞれご挨拶し、どの場所なら迷惑にならないかなどをお伺いしました。
両人とも、「だめとは言いませんが．．．」と言葉を濁しつつも、どうやら普段から絵描きのことを快く思っていない印象です。

そんなわけで、私は畔道あたりで描くのは遠慮して、国道から描きました。


「止々呂美Ⅲ」　Ｆ８号