机の上

「机の上」というテーマで描きました。
できればモチーフとして洒落たスタンドライトや雰囲気のある小物があれば良かったのですが、そのような物を持ち合わせていないので、適当に本などをライティングデスクに並べました。


「机の上」　Ｆ６号

なんば船着き場

このところ雑用で忙しく、久しぶりのアップとなりました。
今回の絵は日画の写生会で行った難波の船着き場での眺めです。

この場所は有名な道頓堀川のグリコの看板から５００メートルほど西に行ったところ。
周辺は湊町リバープレイスという複合施設エリアになっていて、コンサート会場や川に面した洒落たレストランなどが集まっています。

私はこの川と両岸のビル群の眺めはすでに何度も描いたので、ちょっと趣向を変えて、船着き場の向かいのレストランをクローズアップしました。


「なんば船着き場」

奈良 高畑

今年最初の日画の野外写生会は飛火野と呼ばれる春日大社の境内の原っぱとその南に隣接する高畑町。
高畑町には新薬師寺や志賀直哉の旧宅などがあります。

新薬師寺は「新」とついていますが、１３００年以上前に創建された古刹で、国宝の薬師如来や十二神将は仏像美術として非常に優れた名品です。
またその隣には主に大和の風景を撮り続けた入江泰吉の作品を集めた奈良市写真美術館があります。

私はこの写真美術館は建築直後に、新薬師寺はさらにその前に行っており、そのころこのあたりはまだ畑が多く、田舎の雰囲気が残っていました。
そのときのことがうっすらと記憶にあったので、私は今回のどかな景色が描けるのではないかと期待していたのですが、あたりはすっかり変わり、新しい住宅が建ち並んでいました。
単に自分が歳をとったということに過ぎませんが、時代の移り変わりを感じますね。

この絵の場所は高畑町で昔の風情を残す数少ない一画です。


「奈良　高畑」　Ｆ８号

明日香村 立部５

今年最初の野外写生は明日香村立部の里。
地形に起伏があって、斜面にへばりつくようにあちこちに数軒ずつかたまって家屋が建っています。
今回の絵はこちらの小高い場所から小さな谷を挟んで向かい側を見た眺めです。


「明日香村　立部５」　Ｆ６号

人物（男性）

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

今年最初のアップは人物画です。

日画の人物写生会での1枚ですが、当初晴れ着のモデルさんを描く予定でした。
ところが手違いでモデルさんが来ておらず、急きょ日画会員の中から男性4名がモデルとなり、人物写生会が行われた次第です。（不肖私もその中の一人で、午後の部のモデルをいたしました）
人物画と言えば女性を描くことが多く、壮年の男性を描くのは初めてで、新鮮な経験でした。


「人物（男性）」　Ｐ１０号